次郎長寿司

浜太郎

2010年04月27日 06:15

 日曜日は2ヶ月ぶりに北谷の「次郎長寿司」に夫婦で行ってきました。

 妻は魚の頭が大の好物でして、この日も店に入るや否やカウンター中央の鮮魚が
 ディスプレイされているコーナーをチェックして「あたま、あたま、あたま」と呪文を
 唱えながら鯛の頭を注文。(板前さんと相談の上、煮魚に)

 席に着くと、まずはビールを1本。
 喉を潤してから、メニューを見て肴を吟味します。

 おまかせでお造り、里芋と茄子のカニあんかけ、桜海老のかき揚げを注文しました。

 お造りは、マグロ(赤身)・平政・北寄貝・ボタンエビそして蕨。
 北寄貝がご機嫌でした。
 蕨は綺麗に灰汁抜きがされていて春らしい爽やかな味でした。

 お造りと同時にまずは「香田」をぬる燗で。最近酸度の高い酒ばかり呑んでいたので
 優しい味わいに、改めてこの酒の良さを再認識しました。

 続いて鯛の頭がやってきました。煮魚と焼き魚の優先権は常に妻にあり、私は妻が
 箸を置くまで食べることが認められていません。
 今回も中央部のゼラチン質の部分は蹂躙されて、カマの所だけが残り、

 「満足!後はよろしくね!」とお皿が廻ってきました。勿論カマも美味しいのですが
 目の周辺や口の周りはもっと美味しいんですよね・・・食べたかった・・・

 肴を4品食べ終えたところで、寿司に突入です。今回はおまかせにしました。
 鯛・ミル貝・コハダ・マグロ漬け・アジ・煮穴子(塩と煮詰めの2種)、
 (熟成されて品の良い甘さと旨味が印象的でした)が特に美味しかったので
 アジの後にもう一度食べました。

 病み上がりなので、お酒は1合で終わりにしようかなと思っていたら、
 ミル貝の貝柱の炙り(熱が入ることで旨味が増して最高でした)がつまみで出されました
 ので米鶴酒造の「亀酔 純米 生」をぬる燗にしてもらいました。この酒も10年以上前に
 呑んだ記憶はありますがその時は冷酒で呑んだのであまり印象に残っていませんでした
 が、燗にすると丸く優しい味わいと複雑な旨味が広がって好印象でした。

 妻が残ったかき揚げを天茶にしてもらって「んっめ、んっめ」と啜っている横で
 焼き海苔とイクラを頼んでチミチミ呑んで〆ました。

 この店の焼き海苔は酒のつまみに最高なので、行かれる方はぜひお試し下さい。

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