次郎長寿司

浜太郎

2010年06月09日 03:31

 「ひとしずく」を出た後、妻に「寿司が食べたくない?」と聞くと「私もそう思っていたの!
 と賛同を得られたので、そのまま歩いて「次郎長寿司」へ向かいました。

 土曜の夜10時を過ぎていたので、きっとディスプレイされた鮮魚は売り切れだらけ
 だろうから、軽く寿司だけつまんで帰るつもりだったのですが、暖簾をくぐってカウンター
 中央のディスプレイコーナーを見るとキラキラの魚介が満載

 頭魔人の妻はすでにアカマチの頭と見つめ合っています。

 私:「すごい綺麗な頭だね、注文する?
 妻:「うう~、悔しい。あの頭を食べたらお寿司が入らなくなる」と恨めしそう。

 私も艶々の(大好物)が目に入ったのですが、どーしても寿司が食べたいので
 泣く泣く見てみぬふり。

 妻:「鮎あるよ。美味しそうだよ。
 私:「いや、今日は寿司、すぐに寿司!

 しかし、妻は日替わりの品書きから、目ざとく「鱧と水茄子の浅漬け」を見つけて
 注文。さらに大振りの(プリプリで美味しゅうございました)があったので焼いて
 もらいました。
 
 二代目よせださんに今日は「開運 祝酒」があります、と勧められたので燗をつけて
 もらいました。初めて呑んだのですが、本醸造ながらしっかりと味があり燗にしてもキンキン
 棘がありません。丁寧な造りをしている蔵は本醸造でも燗に耐えられる酒を醸すんだなぁと
 感じました。

 さて、板前のとうま君がぜひ食べて欲しいと思っていた「~」が運ばれて来ました。

 鱧は皮が炙られて(湯引きした後で?)おり、ほのかな香ばしさと共に旨味があり、
 そして水茄子と相性が素晴らしく、大変美味しく頂きました。
 骨切りも丁寧で、また食べたいと思える料理でした。

 さて、いよいよお寿司に突入。おまかせ(少なめ)で握ってもらいました。

 のどぐろの炙り(脂の乗った魚ですが炙ることで旨味倍増、香りも良くなりご機嫌)
 
 こはだ(この季節に食べられることが流通の発達の恩恵。サイズも小ぶりでクセも
     少なく美味しかった。もう少しすると新子の季節。楽しみです。この店は本当に
     酢〆が上手です)
 
 本マグロの赤身(個人的には中トロよりもこっちのほうが好きです。強い酸味が酒を
           進めてくれます。少しさっぱりしていたので沖縄近海ものかな)
 
  (夏の青魚はやっぱりこれ。脂と旨味のバランスが絶妙で、個人的にはこの日
    一番のネタだと思いました)
 
 煮浅利の軍艦巻き(旨味満点。とうま君がこれをぜひ食べて欲しいと言っていただけ
             あって、後をひく美味しさでした)

 私も妻も大満足&大満腹で仲良く散歩しながら家路につきました。

 ※二代目に約束した「開運 純米吟醸 無濾過生原酒」(常温熟成中)を7日(月)に
  チェックしました。ひやで片口に注ぐとほんのり吟香が立ち上がってきます。すごい
  変化です。味も甘みがハッキリと感じられるようになってます。キレの良さは相変わ
  らずです。もう十分上品で美味しい酒に変化しています。

  次に上燗(45℃)にしてみると今度は熟成された香りに変化。不思議です。
  少し冷ましてから含むと味も甘みに加えて旨味が増します。酸は1ヵ月前よりも落ち
  着いた感じで飲みやすくなっています。

  あと1ヵ月くらいでバッチリではないかと考えています。
 

 

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