驚愕の酒・・・天明
酒と同じく1年以上
放置していましたが、再開します。放置中も「
無濾過生原酒」で検索して来訪してくださる方が結構いらしゃって、驚いています。
では、まずは写真から
今年1月11日に届いた、お正月第2弾の1本がこの
「天明 中取り零号 純米生酒
おりがらみ」です。
昨年から出来るだけ東北の酒を1本は飲むようにしようと思い注文したのがこの酒でした。
初めての酒でしたので
冷蔵保存して当日の夜に開栓しました。
派手な立香はなく、ほのかに香る程度で好印象でした。最初の一口は
甘く柔らかい
あたりで、その後でグッと
酸がきて味が切れていきます。含み香が少しキツイと感じた
ので、その日はそれで仕舞いにして、冷蔵庫に戻しました。
翌12日はたった1日ですが、味・香り共にかなり落ち着きました。口当たりもスッとして
酸は強いのですがいわゆる「辛さ」を感じさせない丁寧な造り。
ほのかな甘みと酸味で
万人向けの酒だと感じました。
そして、運命の日。15日(開栓4日目)
少し酸がきつくなって、ちょっとバランスが崩れてきました。そこで・・・
掟破りの
冷酒(10℃くらい)からの
熱燗(50℃近く)にすると・・・
まず香りに驚きました。栗を思わせるような
官能的な木の実香が広がります。
少し冷まして落ち着かせると・・・
冷酒の時にはほとんど感じなかった
旨味が口いっぱいにぐ~っと広がります。
感動です。
側にいた妻に「一口呑んでみて」と勧めると
「
何これ!出汁の味がして美味しい~」と絶賛。
ぬる燗(40℃)だと酸だけが強すぎて旨味が足りないのですが、熱燗にして40℃くらいまで冷ますとちょっと
衝撃的な旨さになります。
滓がらみ生酒を人肌燗やぬる燗にすることはあるのですが、50℃近くまで温めてここまで
変身した酒はじめてでした。
先月末に再び注文しまして再確認しましたが同様の結果でした。とにかく驚きの酒です。
天明『中取り零号』 H24BY 会津坂下産瑞穂黄金65% 9号酵母使用
日本酒度+3 酸度2.5 H24 11月製造 (1800ml) 2555円(送料別)
曙酒造合資会社(福島県)
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