独り鍋・独り酒が・・・

浜太郎

2010年12月13日 05:36

 先週の木曜日のことです。

 木曜日は妻が実家でお茶のお稽古があるので、だいたい外食が多いのですが
 志野たれが届いたこともあり、久しぶりに独り鍋と洒落込んだのです。

 
 
 私の独り鍋の具材は大概3~4種、この日は豚ばら肉・長ネギ・小松菜・エノキ茸

 こぶで軽く出汁をとってからネギ・エノキ・小松菜の茎を先に鍋に入れて煮ます。
 それから、卓に移動して卓上コンロでまず肉をしゃぶしゃぶ、それをおろしニンニク
 出汁を少し加えた志野たれにつけてパクリ、次はネギを肉に巻いて、次はエノキで
 同様に、小松菜は箸休めに・・・2合の燗酒が無くなるまでゆるゆると鍋をつつくのです。

 野菜とキノコに火が通ったかなという時に
 「ただいま~!あっ、鍋の準備できたのね」と妻、帰宅。

 さあ卓上コンロを準備して・・・と思い食器棚の上の箱に目を遣ると・・・中身が無い?
 ひょっとして卓の上?・・・在る筈がない・・・・

 うろうろしている私に妻は
 「どうしたの?」「いや、卓上コンロが

 「あ~~~ご め~ん、実家だわ。この前貸してって言われて持ってったきりだ。

 「・・・・」(まじですか~)という心の叫び。

 「ごめんね、ごめんね、ごめんね。怒ってる?怒ってる?

 「いや、怒っては無いけど、ショックでうろたえている

 「ほんとにごめんね。ぎゅ~としてあげるね」と抱擁。


 という訳で、急遽立ち食い鍋に変更です。(初体験)


 

                                         この日は「杉錦 特別純米 生もと仕込み」を開栓。ひや(常温)とぬる燗(40℃)と上燗(47℃)で呑みました。ひやは口開けなのに柔らかいタッチで好印象。香りも酸味も優しく
 今まで呑んだ生もとの酒とは感じが違います。
 
 ぬる燗は酸は強くなるが少し棘がある感じ、しかし上燗はその棘が消え旨味・枯れた味がぐっと出てきます。冷まさずにすぐに呑んだのですが好印象でした。

 今後の変化も楽しみです。

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