独り鍋・独り酒が・・・
先週の木曜日のことです。
木曜日は妻が実家でお茶のお稽古があるので、だいたい外食が多いのですが
志野たれが届いたこともあり、久しぶりに独り鍋と洒落込んだのです。
私の独り鍋の具材は大概3~4種、この日は
豚ばら肉・長ネギ・小松菜・エノキ茸。
こぶで軽く出汁をとってからネギ・エノキ・小松菜の茎を先に鍋に入れて煮ます。
それから、卓に移動して
卓上コンロでまず肉をしゃぶしゃぶ、それを
おろしニンニクと
出汁を少し加えた
志野たれにつけてパクリ、次はネギを肉に巻いて、次はエノキで
同様に、小松菜は箸休めに・・・2合の燗酒が無くなるまでゆるゆると鍋をつつくのです。
野菜とキノコに火が通ったかなという時に
「
ただいま~!あっ、鍋の準備できたのね」と妻、帰宅。
さあ
卓上コンロを準備して・・・と思い食器棚の上の箱に目を遣ると・・・中身が
無い?
ひょっとして卓の上?・・・
在る筈がない・・・・
うろうろしている私に妻は
「
どうしたの?」「
いや、卓上コンロが」
「
あ~~~ご め~ん、実家だわ。この前貸してって言われて持ってったきりだ。」
「
・・・・」(
まじですか~)という心の叫び。
「
ごめんね、ごめんね、ごめんね。怒ってる?怒ってる?」
「
いや、怒っては無いけど、ショックでうろたえている」
「
ほんとにごめんね。ぎゅ~としてあげるね」と抱擁。
という訳で、急遽立ち食い鍋に変更です。(初体験)
この日は「
杉錦 特別純米 生もと仕込み」を開栓。
ひや(常温)と
ぬる燗(40℃)と
上燗(47℃)で呑みました。ひやは口開けなのに
柔らかいタッチで好印象。
香りも酸味も優しく
今まで呑んだ生もとの酒とは感じが違います。
ぬる燗は酸は強くなるが少し棘がある感じ、しかし上燗はその棘が消え
旨味・枯れた味がぐっと出てきます。冷まさずにすぐに呑んだのですが好印象でした。
今後の変化も楽しみです。
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