滋賀の酒「松の司」
2014年02月02日
馴染みの酒屋さんから、「醸し人九平次・月と火の間に」入荷しました、とメールがあったのでなんとなく数あわせ(6本取りだと送料の面で得なのです)で注文したのがこの酒「松の司 生酛純米酒」でした。
到着は昨年の9月11日、そのまま常温で保存し口開けは20日。利き酒用の湯呑みにひや(常温)で注ぐと、色は薄山吹色。立香はほのかな甘みを感じさせる香りと優しい酸の香りがします。
含むと唇に優しいタッチでするっと入っていき、枯れた香りと共に旨味、程よい酸が感じられます。良い味です。
次は上燗(45℃)にして少し冷ましてみます。立香は酸の香りが強くなりますが、それ以上に甘みが強くでて美味しくなります。

裏のラベルを見てみるとH23BY・・2年間、蔵元で熟成してあります。口開けなのにずいぶん柔らかいのも納得です。さらによく見ると・・・使用酵母・無添加!
えっっーひょっとして蔵付きの酵母(酒蔵の中に住み着いた自生の天然酵母)で造ったのか?
慌てて蔵元の「松瀬酒造株式会社」を検索しますと、製品一覧に《酵母無添加:蔵付酵母》と載ってます。
「竹鶴」や「玉川」が生酛を蔵付酵母で醸していることは知ってはいたのですが、勝手なイメージでかなり酸度が高く荒らしい味を想像していました。しかし、この酒は2年熟成とはいえ、口開けでのバランスの良さはちょっとした衝撃でした。
次の味見は常温で放置して5日後。まずはひやで。
立香は酸の香りが落ち着いて甘い香りが広がってきます。そのため、含んだ時の印象も口開け時よりも更に柔らかくなっています。
前回は上燗にしたので、今回はぬる燗(40℃)で、すると酸がかなり強くなります。雑味はほとんど感じず造りの丁寧さが伺えます。しかし、上燗の時のような甘み(旨味)は薄く、平凡な感じです。燗を付けるなら高めの温度が合っているようです。
そして、常温熟成のベストは口開けから3週間後の10月12日でした。
上燗~熱燗(50℃)の燗冷ましは甘み・酸のバランスが良く、キレもあり食中酒としてばっちりです。
しかも、ひやでも旨味に溢れ酒が無くなる12月中旬までずっとその状態を保ち続けました。
大阪の「秋鹿」 奈良の「睡龍」「風の森」 兵庫の「奥播磨」 京都の「玉川」 そして、滋賀の「松の司」。
近畿地方はすごい酒蔵の宝庫です。
「松の司 生酛 純米酒」(玉栄・山田錦)H23年醸造 65%精米 酵母無添加
日本酒度+5 酸度1.8 (1800ml) 2625円(送料別)
松瀬酒造株式会社(滋賀県)
含むと唇に優しいタッチでするっと入っていき、枯れた香りと共に旨味、程よい酸が感じられます。良い味です。
次は上燗(45℃)にして少し冷ましてみます。立香は酸の香りが強くなりますが、それ以上に甘みが強くでて美味しくなります。
裏のラベルを見てみるとH23BY・・2年間、蔵元で熟成してあります。口開けなのにずいぶん柔らかいのも納得です。さらによく見ると・・・使用酵母・無添加!
えっっーひょっとして蔵付きの酵母(酒蔵の中に住み着いた自生の天然酵母)で造ったのか?
慌てて蔵元の「松瀬酒造株式会社」を検索しますと、製品一覧に《酵母無添加:蔵付酵母》と載ってます。
「竹鶴」や「玉川」が生酛を蔵付酵母で醸していることは知ってはいたのですが、勝手なイメージでかなり酸度が高く荒らしい味を想像していました。しかし、この酒は2年熟成とはいえ、口開けでのバランスの良さはちょっとした衝撃でした。
次の味見は常温で放置して5日後。まずはひやで。
立香は酸の香りが落ち着いて甘い香りが広がってきます。そのため、含んだ時の印象も口開け時よりも更に柔らかくなっています。
前回は上燗にしたので、今回はぬる燗(40℃)で、すると酸がかなり強くなります。雑味はほとんど感じず造りの丁寧さが伺えます。しかし、上燗の時のような甘み(旨味)は薄く、平凡な感じです。燗を付けるなら高めの温度が合っているようです。
そして、常温熟成のベストは口開けから3週間後の10月12日でした。
上燗~熱燗(50℃)の燗冷ましは甘み・酸のバランスが良く、キレもあり食中酒としてばっちりです。
しかも、ひやでも旨味に溢れ酒が無くなる12月中旬までずっとその状態を保ち続けました。
大阪の「秋鹿」 奈良の「睡龍」「風の森」 兵庫の「奥播磨」 京都の「玉川」 そして、滋賀の「松の司」。
近畿地方はすごい酒蔵の宝庫です。
「松の司 生酛 純米酒」(玉栄・山田錦)H23年醸造 65%精米 酵母無添加
日本酒度+5 酸度1.8 (1800ml) 2625円(送料別)
松瀬酒造株式会社(滋賀県)