衝撃の美田(古酒)そして・・その1

2010年02月23日

 私が初めて「山廃純米 豊穣美田」を呑んだのは、確か4年前。
読谷村のホテル日航 アリビラ にある寿司カウンターでした。

福岡の酒で「美田」という旨い山廃の酒があると噂では知っていたのですが、
沖縄では手に入れることが出来ず、いつかは呑んでみたいなぁと思っていたのです。

寿司は地の魚を使っていてそんなに高くなかったのですが、酒はホテル価格で
(確か一合千円くらい)高いなぁ、と思った記憶があります。

当時は山廃の酒は「菊姫」をよく呑んでいたのですが、「美田」はそれよりも旨味に
溢れ、もちろん山廃らしく酸味も強く、しっかりした印象で一発で好きになりました。

しかし、仲村商店では扱っていない銘柄です。
店主に「美田取れませんか?」とお願いしましたが「難しい」と断られました。

そこで、福岡の酒屋に電話をして直接送ってもらおうと考えて、ネットで検索をしたのです。
すると、ネット注文(オンラインストア)というものが存在していたのです。
衝撃的でした、全国の地酒がキーボードを操作するだけで手に入るなんて・・・
それから、2年ほど秋・冬は美田で燗酒を楽しみましたが、ここ数年は、「天吹」「御湖鶴」
「醸し人九平次」
がわが家のメインになり、久しく呑んでいませんでした。

ところが、先月ひょんなことから見つけてしまったのです。

「厳醸美田 山廃純米大吟醸10BY 」

「豊穣美田」は糸島産山田錦を70%精米して、醸しその後瓶詰めして一年間低温熟成
しますが、この酒は50%精米で吟醸仕込みそして、なんと11年も熟成させた古酒です。

常温熟成を試行している身としては、10年以上熟成させた酒を呑むのは、目標を
明確にするためにも必要だ!
とばかりにすぐさま注文したのです。

同時に注文した「御湖鶴」「志太泉」「羽前白梅」は1週間以内に開けたのですが、
これは、我慢に我慢を重ねて11日間常温で放置した後の2月3日でした。

瓶の底にはうっすらとが溜まっています。紛れも無い熟成古酒の証です。
(この滓は、瓶を振ると消えてしまいました)
ドキドキしながら栓を抜いてミルクポットに・・トクトクトクと注ぎます。
衝撃の美田(古酒)そして・・その1

色が全然違います。無濾過の酒は薄い山吹色と表現されますが、これは正に
山吹色。   期待が膨らみます。

初日の印象とその後の変化は明日アップします。
(大事なところで切ってすみません)



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Posted by 浜太郎 at 04:47│Comments(0)常温熟成
 
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