燗冷まし(補足)

2013年06月08日

 6月6日の記事「燗冷まし」についての補足です。

 燗冷ましは字義の通り「燗をつけた酒が冷めてしまったもの」で、通常「ひや(常温)」の温度に戻った酒のことを指して言います。

 本文では

 >40℃~37℃くらいで料理と一緒に酒の旨味・甘みを楽しみたい時には

 と、上燗(45℃前後)や熱燗(50℃前後)の酒を人肌燗(37℃前後)やぬる燗(40℃前後)程度まで冷ますのが「燗冷まし」であるかのような印象を与えてしまっていることに気付きましたので補足しておきます。


 熟成酒の良さを引き出すためにかなり温度を上げた燗酒を徐々に冷ましていって自分好みの温度帯を見つけて欲しいというのが、私の伝えたかったことです。

 燗酒を季節や体調そして好みに応じて、人肌→常温→冷酒と、温度を下げてその酒の持つ別の表情を探す楽しみが「燗冷まし」にはあるのです。

 夏の日本酒というと「発泡清酒」 や「冷たい吟醸酒」が流行りですが、
夏でも燗酒は美味しいんです。肴が旨いんです。

 まずは「燗冷ましのオンザロック」からでもお試し下さい。



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